(1)研究開発課題
科学する力をもった「みりょく」(実力・魅力)あふれるグローバルリーダー育成プログラム の確立
(2)研究の概要
将来,科学する力をもった「みりょく」(実力・魅力)あるグローバルリーダーとして活躍するために必要な,自律的に学ぶ力,困難を乗り越える力等に加え,科学的リテラシー,科学的思考力,問題発見・解決能力,協調的問題解決能力,国際社会においても通用する発信力,批判的思考力,創造性等を「意識的に」引き出し伸ばす,自律した十八歳を育成するカリキュラムの確立及びその評価法を開発する。
- スーパーサイエンス教科(以降「SS教科」とする)「課題研究」を教育活動の中心に据え,全ての教科・科目において,主体的・協働的な学びを展開するとともに,探究課題やパフォーマンス課題,学習プロセスの評価法等を開発する。
- 海外での研究活動や外国人との研究交流,研究者との議論,科学技術・理数系コンテストへの挑戦,企業や大学・研究機関と連携した研修,地域貢献を目的とした調査研究などの“本物”の体験を通して,生徒一人一人の主体性を引き出す。
- スーパーサイエンス科目(以降「SS科目」とする)「Science & PresentationⅠ・Ⅱ・Ⅲ」やSS教科「課題研究」の成果発表等を通して,国際社会で通用する発信力を身に付けさせる。
(3)5つの研究開発テーマと仮説
上記の目的の達成のために,以下の3項目の研究開発テーマを設定し,それぞれ仮説に基づいた検証を行う。
①自律的に学ぶ力,困難を乗り越える力に加え,科学的リテラシー,科学的思考力,問題発見・解決能力,協調的問題解決能力,批判的思考力,創造性を引き出し伸ばすカリキュラムの研究開発
SS教科「課題研究」や理科,数学,英語,公民,情報の各教科にSS科目を設置することで,将来グローバルリーダーとして活躍するために必要な,自律的に学ぶ力,困難を乗り越える力等に加え,科学的リテラシー,科学的思考力,問題発見・解決能力,協調的問題解決能力,国際社会でも通用する発信力,批判的思考力,創造性等を引き出し伸ばすカリキュラムの研究開発を行う。
②生徒一人一人の主体性,自律的な学習態度を引き出すプログラム(“本物”の体験) の研究開発
オーストラリアや東南アジアなどの海外での研究活動,外国人留学生や研究者との意見交換,研究者との議論,科学の甲子園や科学技術・理数系コンテストへの挑戦,企業や大学・研究機関と連携した研修,地域貢献を目的とした調査研究などの,生徒一人一人の主体性,自律的な学習態度を引き出すプログラム(“本物”の体験)の研究開発を行う。
③国際社会で通用する発信力を身に付けさせるカリキュラムの研究開発
SS科目「Science & Presentation」や「課題研究Ⅰ・Ⅱ」での成果発表など,国際社会で通用する発信力を身に付けさせるカリキュラムの研究開発を行う。
(4)研究開発の実施規模
全校生徒を対象として実施する。