本校では,平成26年度より,全生徒が課題研究に取り組んでいます。第2期SSHでは,文系生徒は「社会に関する課題研究」,理系生徒は「理数および情報科学に関する課題研究」に取り組んでいます。

●SS教科「課題研究」の概要

第2期SSHでは,各学年の「総合的な探究の時間」(各学年1単位)をSS教科「課題研究」(各学年1単位)に改編し,全生徒が課題研究に挑戦します。なお,SS教科「課題研究」は,第1学年「探究基礎」,第2学年「課題研究Ⅰ」,第3学年「課題研究Ⅱ」の各科目から構成されています。各科目の概要は以下の通りです。

第1学年「探究基礎」第2学年「課題研究Ⅰ」第3学年「課題研究Ⅱ」
第2学年で課題研究を自律的に行うために必要な考え方や技能,主体的・協働的に学ぶ力の育成を目指しています。「探究基礎」では,論証や議論の方法,論理的な文章の書き方(パラグラフ・ライティング),統計・検定の手法,調査・研究の方法や問いの立て方などについて体験的に学習します。「課題研究Ⅰ」では,全生徒が1年間の研究活動に取り組みます。文系生徒は,社会に関する課題研究(刈谷市および周辺地域に潜む問題を見つけ出し,問題解決のための仮説を立てたうえで,実際に地域で実践を行うことで仮説の検証を目指す)に,理系生徒は理数および情報科学に関する課題研究に,グループで挑戦します。「課題研究Ⅱ」では,論文作成やポスター作成など課題研究の成果発表に取り組みます。1学期に実施する「サイエンスデー」では課題研究成果をポスターにまとめ,1・2年生や教員に向けて発表します。その後は,英語プレゼンテーションを作成し,講座内英語口頭発表会を経て,代表班が2学期に実施する「全校課題研究英語口頭発表会」で全体発表を行います。

●SS教科「課題研究」3年間の流れ